2019年10月:親水コーティング検証の始まり
2019年10月にオーナー様のご希望で初めて施工させていただきましたが、2020年、主体は撥水タイプをオススメして施工しておりました。親水タイプの検証データも少なかったのでメインでは扱わず、撥水タイプが相性悪いお車にご協力いただき検証も兼ねて何台か施工させていただいておりました。
撥水タイプの優秀さとデメリット
現在の撥水タイプは本当に優秀で今まで施工した撥水タイプとは比べものにならない位良くて言ってしまえば撥水タイプの中では最高なのです。ですがオススメ出来る親水タイプが現れたことによりやはり比べてしまうと撥水タイプはデメリットであるウォータースポットが目立ってしまうのです。
2024年:摩擦熱工法による進化
2024年、親水コーティング(hydrophilic)の施工方法が手塗りから専用機械による frictional heat(摩擦熱)工法 へ進化。それにより更に親水性が増し、コーティング層の定着が強固になりウォータースポットの付着減少、それに伴い艶の持続も高くなりました。
2020年8月の比較テスト
2020年8月に親水タイプと撥水タイプを研磨後施工しました。2021年1月 水を掛けた状態。左側が親水タイプで右側が撥水タイプです。洗車後はもう少し綺麗な撥水になります。保管状況は屋外駐車になります。
ウォータースポットの違い

テープより左側が親水、右側が撥水。

撥水タイプ部分をアップにして撮ってみました。黒い斑点状な物が無数に見えますよね。これが軽度なウォータースポットです。大体、どんなコーティングをしても2~3カ月後にはこういった感じになります。
下記画像は親水タイプの状態です。指で拡大しても黒い斑点が見えません。同じ期間、同じ手入れ(1ヶ月半に一回洗車のみ)でもウォータースポットが目視で確認できませんでした。

プロメンテナンスでの検証
ウォータースポットを除去するケミカルで処理すると軽度な斑点は消えますが、中度~重度になると磨き処理が必要となります。さらに重度化すると塗装が凹み、磨きでも改善できないケースもあります。
そのため「水滴を作らない」ことが最重要です。親水タイプは水滴の乾燥が圧倒的に早く、ウォータースポット悪化を防ぐ大きな要因となります。
乾燥スピードの重要性
撥水タイプは雨上がりの朝でも水滴が残りますが、親水タイプは既にドライ状態になっているケースが多いです。これにより「軽度×軽度」の繰り返しで中度・重度に進行するリスクを抑えることができます。
実車での検証結果
MINI・ジムニー・ハリアー・フリード・レヴォーグなど撥水ではウォータースポットが抑えきれなかった車種でも、親水タイプでは大幅に改善が見られました。肉眼で確認できるレベルの斑点はほとんどなく、メンテナンス不要と感じるほどでした。
ノーメンテナンスへの挑戦
オープン以来16年間「メンテナンスは必須」と伝えてきましたが、この親水タイプは3歩ほどノーメンテナンス実現に近づいたと感じています。もちろん洗車は必要ですが、メンテナンスコスト・時間を大きく削減できる可能性があります。
水道水テスト

水道水を吹き付けて3日後、撥水部分は輪ジミがハッキリ残りました。
洗車後のクロス拭き比較
撥水タイプは、洗車後に濡れたクロスで10数回拭いた状態でもボンネットの下方向に輪ジミが残りました。 特に下部分は水が流れようとするため固着が強く、シミとして残ってしまいます。さらに強くこすれば落ちますが、それは研磨に近い行為になります。 プロ用ケミカルで分解すれば除去は可能ですが、それはあくまでメンテナンスの範囲であり、普段オーナーが手軽に落とすのは難しいのが実情です。

一方、親水タイプは同じように濡れたクロスで10数回拭いただけで、指の上辺りにあった輪ジミが完全に消えました。
もちろん「水道水を乾かしても安心」という意味ではありませんが、それだけ水分の固着が緩くなり、簡単にリセットできることを示しています。
撥水コーティング施工後8ヶ月の状態

撥水コーティング施工後8ヶ月、指先の周りのみ専用ケミカルで水ジミを除去。周りとの差が大きいですね。
撥水コート部分も除去剤を使用すると、表面上のウォータースポットは一見きれいに消えます。
しかし実際には中程度のウォータースポットが残っており、外で見ると「消えているように見えても完全ではない」ことが分かります。
軽度であれば除去剤で分解できますが、中度~重度になると磨き処理が必要となってきます。
下の画像は親水コーティング部分のウォータースポットを除去剤で処理した比較です。
親水コーティング部分テスト

親水コート部分でも同じように除去剤を使ってみました。結果はほとんど変化なし。 つまり、もともとウォータースポットが固着していないため、除去剤を使わなくても付着が目立たないのです。 これだけ差があることが、親水コーティングの強みといえます。
もちろん、全ての親水コーティングが同じ結果を出すわけではありません。 当店でも本当に信頼できるタイプが登場したからこそ、ようやくおすすめできるようになったのです。
施工メニューはこちらからご覧いただけます。
